産業生物系部門
産業生物系部門では、バイオイノベーション研究所が有する教育・研究フィールドや多様な研究人材という特色を活かして、生物系の産学連携とイノベーション創出を積極的に推進することを目標とします。石井キャンパスには教員と企業研究者が共同研究を行う共用施設「ヴォルテックス棟」が建設され、多様な共用機器も揃っており、運営マネージャーが共用機器など棟利用に係るサポートを行いますので、効率的な研究開発の推進が期待できます。
地域生物系部門
地域生物系部門では、都市からのトップダウンで地域が動くのではなく、地域から産業、教育、研究に携わる人材・技術をボトムアップし、世界に貢献できるイノベーションを起こすことを目標とします。当部門は、第一次産業分野の生物研究者のみならず、社会学、農業経済学、栄養学、細菌感染症学等が専門の幅広い分野のメンバーで構成されています。各々の専門性を基に、お互いに連携を図りながら6次産業化を推進し、地域経済を活性化して持続できるコミュニティーの構築に資する研究、活動を行います。また、生産現場からのオープンイノベーションをめざし、それぞれの専門分野から各方面に研究開発や社会実装のシーズを提案していきます。
先端医療技術開発部門
先端医療技術開発部門は、令和6年度概算要求(教育研究組織改革分)で予算措置された「地域オープンイノベーション拠点における『医/農融合先端医療技術教育研究』の推進事業」により新たに設置した部門で、先端医療技術開発研究推進やメディカルトレーニングを通じた新規手技開発と医療人材育成への相互展開、さらには地域の食肉畜産業振興への貢献による地方創生の実現を目標とします。創薬・医療機器開発施設には、大学病院の手術室と同じ医療機器(無影灯システム、腹腔鏡システム、X線CTスキャン、外科用X線装置(Cアーム)など)を整備しており、医/農融合の最先端の研究拠点として、医学分野からのアプローチによって、これまでにはなかった数多くの新たなイノベーションの創出が期待できます。