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所長挨拶

 2016年、徳島大学はこれからの地域と時代を見据えた組織改革の一環として、生物資源産業学部を立ち上げ、新たな研究教育施設として附属農場(石井町)と水圏教育研究センター(鳴門市)、後に新野サテライトキャンパス(阿南市)を整備しました。これらの施設を拠点として、常三島キャンパスや蔵本キャンパスの研究者と連携しながら、生物生産に関連するバイオ研究、6次産業化にかかる教育や研究活動を展開してきたのですが、年々、地域や産業界との交流が増えるにつれ、大学発スタートアップの創業支援に加え、施設を利用しての人材育成への期待が高まっていました。そこで、2020年7月にこの三施設を融合してバイオイノベーション研究所を設立し、常三島キャンパスや蔵本キャンパスの研究室とも連携しながら、学外の企業や地方公共団体との産学官連携活動を加速させることにしました。 当研究所は、経済産業省J-Innovation HUB地域オープンイノベーション拠点(地域貢献型)に選定されており、企業ネットワークのハブとなって地域の課題解決や地域経済の振興等に貢献することに、大きな期待が寄せられています。2023年には、同省の産学連携推進事業費補助金(地域の中核大学の産学融合拠点の整備)事業により、本学の産学融合拠点となる新たな施設「ヴォルテックス棟(鉄筋コンクリート造3階建、延床面積2,263㎡)」が運用を開始しました。また、2024年には、文部科学省より予算措置された「地域オープンイノベーション拠点における『医/農融合先端医療技術教育研究』の推進事業」により、新部門「先端医療技術開発部門」を設置しました。これら事業により拠点の整備を進め、生産現場のニーズに応えて先端科学からのシーズを社会実装化まで展開し、世界情勢にも目配りしながら、地域に軸足を置いて地域の幸せな未来を創るイノベーションを目指して参ります。 高い水準の研究を維持し、産学官の連携で地域の課題を解決し、それらの過程を通して実践的な教育を行い、地域の未来に貢献する人材を育てていきます。この実現のため、あらゆる分野の皆様と交流し、連携や協働を創造的生産的に進めて参りますので、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

所長
三戸太郎

組織図

 

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パンフレット

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ロゴフィロソフィー

 kannbann_ai.jpg3つの[I]を扉に例えています。生物の世界を私たちの世界にInvite( 招待、繋げる) するために、Invention( 発明、研究) をあらゆる外部機関と連携、社会実装、Innovation(革新) を起こします。大地をイメージするアースカラー、森をイメージするグリーン、水をイメージするブルーを配色。その全ての扉を開く事でバイオイノベーションを実現します。